【骨粗鬆症予防をはじめよう】
皆さん『骨粗鬆症』というと、「高齢者の病気だから、自分にはまだまだ関係ない!」と思っていませんか?
骨密度は男女ともに加齢によって減少していきますが、特に女性は20歳ごろをピークに最大となり、以後少しずつ減少していきます。閉経後、減少のスピードは急激に上がります。
さっそくですが、こんな症状に心あたりはありませんか?
「腰や背中が痛い」「前より身長が低くなった」「背中が曲がってきた」など、
それ、気がつかないうちに骨折しているかもしれません。
「圧迫骨折」は骨粗鬆症が原因で起こることが多く、高齢者に多い骨折です。
特に背骨は、骨粗鬆症によって骨がスカスカになってくると、身体の重みを支えきれなくなり、潰れるように骨折してしまうことがよくあります。しかも、場所によっては痛みを感じない場合もあるのです。
腰や背中が痛いのも、身長が縮んだのも、背中が曲がってきたのも「老化だから仕方が
ない!」と放っておくと、次の骨折も発生しやすくなり、症状が進行することの原因となったり、それを機に「寝たきり」や「要介護」になってしまうこともあります。
症状が現れてから慌てて薬を飲み始めたり、食事や運動に気をつけても、骨密度を急にあげることは残念ながらできません。
したがって、今から日々の正しい食習慣や適度な運動を心がけ、骨密度を維持するよう意識していくことが、何よりも重要なのです!華奢で小柄な方は、骨密度が低めなので、より意識が必要です。
骨密度のピークを迎える20歳ごろまでに、特に食事管理や必要のないダイエットをできるだけ避け、骨密度を最大限まで上げておきたいものですね!
コロナ禍で免疫を落とさないために、丁寧なお口のケア&バランスの良い食生活を!
次回は、歯科医師の立場から院長が、骨粗鬆症と、歯科のかかわりについて少しお話をさせていただきます。